認知症介護を軽減するIoTの制作物

オートロック機構がほしい

冷蔵庫、台所の洗剤入れ、風呂場へ続くドア、内側にあるドア…これらは老老介護にて共有する扉なのだが、不適切な使い方をするために別途鍵付きの扉に変えていた。
でも、鍵の種類が増えていき何をするにも鍵束から探していたり、そもそも面倒で鍵を閉めなかったり。面倒だと言って鍵を閉めなかった場所でトラブルを起こすために、毎日がパーフェクトゲームを強いられるような精神状態になってしまって、介護をしている母親の体力、精神力が削られていた。

そこで、RFIDタグによる共通鍵で開くようなIoTで作れる電子錠を作ろうという話が上がった。
(ようやく前置きが書けた気がする)

閉め忘れたとしても一定時間で施錠されるという機能だけがあればよく、スマホで見えたり、統計情報を取得したりというのは不要だった。(そもそも母親はスマホやPCを使えない)また、防犯目的ではないので鍵が複製しにくいという要件も不要だった。パスワードなども忘れてしまったりするし音声、指紋などの認証は冷蔵庫などの料理に使うようなものではイライラしてしまうだろうからこれも要件から外した。

最後まで、中央に置いた親機から無線で一斉開錠という仕組みにしようか迷っていたが、24時間無線を待ち続けるという部分、モーターを動かすときにだけ電力が消費されるという部分とかみ合わなかったので見送っている。

利用するに至った技術、製品、サービス

・Arduino Nano(互換機。マイコン部分)
サイズが小さい。互換機が1つ300円~500円で購入できるので、失敗したとしても次々に挑戦できる。USB miniで給電を受けたりする部分はメリットではないが。


・RC522(RFIDチップ搭載のパーツ)
RFIDでとても安価に購入できる。NFCとは互換性がなかったり、セキュリティ的な弱さが含まれるが、外部からの侵入を想定していないものなのでこれでよいと思われた。カードとキーホルダーにつけられるようなチップがセットになったものを購入してみた。


・SG90(サーボモーター)
軽量で、安価。トルクは小さいが、今回は重いものやスピードを重視するものではないので。


・RAVPower(モバイルバッテリー)
6700mAの大容量で安価。小さいことに加えて電力の安定供給が見込めた。
1700円程度でまともに給電できる製品は少ない。惜しむらくはもっと薄型ならば…と思ったことぐらい。
薄型で大容量だと5000円を超えるような製品になってしまうし、300円や500円のモバイルバッテリーだと、Arduinoが突然再起動したり、モーターが動かなかったりというトラブルのもとになってしまった。


・ダビンチmini(3Dプリンター)
今では、後発のダビンチnanoが2017/12月から発売しているので、そっちのほうが省スペースで良いなと思うのだが作ろうと思い立った時には存在していなかった。無線LANモデルを購入したが、無線LANをアクティブにするためにはUSB接続したPCが必要なので、1つのプリンターを複数人で共有したい場合に有効なものだと分かった。(毎回立ち上げるたびに無線LANが無効になり、USBでつないでIPの取得からやり直し。)別の部屋に隔離したプリンターへ無線でデータを送りたいという要望には応えられない。



フィラメントはこれ


・TinkerCAD(3Dデータ作成のためのウェブサービス)
無料ということや、パーツを組み合わせての製作ができる点、公開、非公開の選択ができるので今回のように公開したい場合にとても好都合だった。
https://www.tinkercad.com/

・fabcafe
渋谷のカフェ。3Dプリンターの基礎やTinkerCADの使い方などなどを実際に使いながら学べたので、「難しいかも…」っていう障壁を取り払って、とにかく物ができるんだっていう経験を積むにはよかったと思う。一回も触れたことのない道具を使うっていうのは心理的抵抗感が大きい。そういうのを容易く乗り越えるっていうのも一つのツールだと思う。
https://fabcafe.com/tokyo/


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