Mantis(バグトラッキングシステム)のこと

とある職場でMantisというバグトラッキングシステムを利用しています。オープンソースでは、TracやRedmineのほうが有名ですね。
使いにくい部分を改造していたので、良くも悪くも自分に合ったシステムになってきました。

誰がこれを見るのかさっぱりと分からないのですが、とりあえず、つらつらと書いていこうと思います。
改造部分は後程githubでパッチとして管理出来たらなと思ったり、思わなかったりします。

■公式サイト
http://www.mantisbt.org/

■Mantisの長所や気に入っている点。
・PHPで書かれていて、修正するときになれた言語で書けるのでストレスが少ない。
・DBはMysqlなので、まあ、一般的。公式を見たら、PostgresqlやMS-SQL、Oracleなんてのも。
・画像などのアップロードされたファイルはデータベースに保存できるので、プログラムディレクトリとダンプだけという移行が楽な構成が嬉しい。
・プロジェクトが作れる。(デフォルトで)
・関連や親子関係のチケットが作れる。(デフォルトで)
・チケットの新規作成などをメールで送ってくれる。
・状態が細かい「新規作成→担当者決定→内容確認→解決済み→完了」などなど
・チームの権限設定が細かい。
・HTMLタグで装飾するので、Wiki文法のようなものを覚えなくてよい。
・日本語化をする必要がない。

■Mantisの気に入らない点
・PHPで書かれていて、コードが古い(オブジェクトになっていない箇所も)。HTMLの書き方がヒアドキュメントの時と、HTMLの中に埋め込む方式とが混在など。
・画像がクリックでダウンロード(デフォルト)クリックしなければ、縮小版の画像をみることになる。
・画像がチケットの基本情報に積みあがっていく(順番変更など不可能)
・画像がコメントのところに貼れない。
・メールでチケットのことを送ってくれるけれども、履歴の最初から最後までを送るので、回数の多いチケットは長いメールを毎回受け取る。
・状態が細かい。利点と同じ。運用が面倒なので「担当者決定→解決済み」の遷移しかやっていない。意味を設けていない。
・Wiki文法などが無いので、HTMLをゴリゴリ書くことになるけれど、デフォルトで許可されているタグが少なくてほとんどテキストの装飾しかできない。
・使っている人が少ないので、情報が手に入らない。
・使っている人が少ないので、少ないプラグインを探して、絶望するか自分で作る(時間をねん出しなければならない)
・デフォルトテキストエリアが狭い。
・プレビューが無い(TracやBacklogに比べて)

■バージョンについて
・ダウンロードURL(2016/1/11時点 1.2.19がstable releaseの最新)
http://www.mantisbt.org/download.php

・1.3.0-rc1 があるみたいですが、どのようにちがうのかは追いかけていません。

・プラグインはこのページから
http://www.mantisbt.org/addons.php