レビー小体型認知症について

製作背景

認知症について

Arduinoを利用して、認知症介護を行う母親の助けになればという電子工作を開始したのが2017年7月。
これは、そのきっかけになった父親の認知症についてをまとめる。

レビー小体型認知症についてはこのサイトが詳しく、ほぼここに書かれた経過に沿って悪化している。
レビー小体型認知症 | 認知症の基礎知識|相談e-65.net

父親の認知症、発見から発症まで

2015年5月。 父母ともに40年近く営んでいた飲食店を畳む。体調回復後に新規店を開始する計画もあった。
この前後で私自身は父親の認知症を疑い始めていた。難しいけれど大事な話の最中に寝ているというか、ぼんやりしていたり、頼んでいないメニューをお客に提供したり、自分がしまい込んだ食材を何度も何度も探していたりという行動が従業員への聞き取り調査で上がってきていたから。

直後に脳のCTやMRIを受けて、萎縮がみられるかどうか確認してもらった。そこでは萎縮が少ないということで、アルツハイマー型認知症の特徴は見られないという判断だった。(当時は認知症=アルツハイマー型と思っていたので安心してしまった。)

2015年12月。父親の認知機能が著しく低下。同じ建物内にある別契約の家族の家を行き来していたが、自宅に帰れなくなる。
深夜に自宅から「自宅」へ帰りたいと言い出して外出する。父親の認識では、今いるのは見知らぬ飲食店で21時を過ぎたから自宅に帰りたいというものだった。
集合住宅の別の階へ「帰宅」しようとして、その住人宅の呼び鈴を鳴らしたり廊下側に面したガラス窓を開けようとする。警察を呼ばれて逮捕。家族が迎えに行って釈放。

この後から本格的に認知症について調べ、我が弟の調査により、「レビー小体型認知症」ではないかという疑いで、精神科を訪れ検査、治療が始まった。