花粉症対策として杉の木を消費する方法を思いついた。何が必要か思考実験

思い至る背景

花粉症が酷い。自分も30年ぐらいは付き合っていると思うけれど一向に改善の兆しはない。
一応、体質改善を目的に1年ほどヨーグルトを食べたりしたがダメ。アレルギーを抑える薬は少し効いたが抜本的じゃないし。
なにより、息子が花粉症を遺伝してしまったので、薬で抑えることも市販薬では難しい。
まだアレルギー検査まではできていないけれど、トマトやリンゴが苦手になってしまったりしている。

杉の木を切るには

  • 東京都が2006年から予算を計上して対策している。でも、花粉が出にくい杉の苗が用意できていないので、植え替えが進んでいないらしい。
  • そもそも、杉の木の流通価格が下がりすぎて、切っても売れないし、植え替えても管理する人の人件費が出ないことが問題を解決していない。
  • 多摩産材を利用した家の建築には金利優遇などの消費を促す対策がある(どれほどの効果なのかは不明。資料どこにあるんだろ)
  • 杉を切っても乾燥する場所が必要だし、間伐材は使い道が乏しいみたい。集成材を作るのに一度九州に運んだりしているとか…?
  • 飛散防止のために、花粉の元になる花を枯死させるカビがあるらしい。培養技術が確立されているかは不明

考えたこと

杉の木を炭にして、都会のビル壁面や公園ベンチなどの椅子の下などに張り付けて花粉を吸着させたらいいんじゃない?
杉を切って、花粉を吸着させるという一石二鳥を狙い、炭にすることで運搬の負担を減らすという一石三鳥を狙えればと。

どうも、杉やヒノキといった針葉樹の炭は燃やすために用いると、中身がスカスカですぐに燃え尽きちゃうので向かないみたい。
だけれども、吸着剤としての性能は他の炭よりも性能が良いという論文が出ていた。

炭に彫刻して壁面を飾るようなものが作れたら…
毎年1回盛大に燃やす祭りをしたら(スペインの人形を燃やす祭り バレンシアの火祭りのように)
経済も循環していくのではないかと。

実験したいこと

  • 杉の木を個人が買えるのか。立木を買えるのか?1本単位だと切る人の日当にもならないからある程度まとまった数とは?
  • 伐採後に炭にする場所、燃料、炭が出来上がるまでの時間、管理する人はどのくらい必要なのか(1日見守るって大変だし、火事になったら問題だし、遠くだと生木を運ぶコストがかかるし)
  • 炭を置いただけで花粉は吸着されるのか。できたら、継続的なデータをとるために、常時稼働している花粉センサーを作りたい。炭の周り以外で変わるのか、水を掛けたら変わるのかなど条件を調べたい
  • 炭に彫刻する人はいるのか。炭の粉がでたら有効な使い方は。(練って炭団にするというのを「この世界の片隅に」で見たけれど)



参考資料(分かる限り時系列に並べた。上のほうが新しい)

花粉問題対策事業者協議会(任意団体)
知らなかった。ごめんなさい。でも、かなりまとまって情報があるので対策について知りたいならここは重要かも。

木材輸出額が増加 38年ぶりの水準に
2018/3/?

「2017年の日本の木材輸出額は、326億円と38年ぶりに300億円を超えた(第1図)。」

300億という経済が回っている感じがしているので、杉材が無駄にならず、次の杉を育てるための資本になるところに期待が持てる。

29年度 東京都花粉症対策検討委員会(第2回)
2018/01/22
グラフを見ると、増えていることがわかる。

花粉発生源対策推進事業
2017/08/31
予算と使い道が乗っている。ここに枯死させるカビの写真があった。

花粉 症対策 事業 に よ る 主伐 が多摩産材流通 お よ び地域林業 に 与 え る 影響
2017/04/03
グラフや時系列の経過があって豊富な資料になっている。

中国の買い占めで国産木炭に脚光 群馬・中之条町の高山林業 リニア、EV、HV向け量産へ
2016/1/13 10:00
永久磁石の生成に還元剤として木炭が使われているという記事。消費量は少ないかもしれないが、「工業用木炭は年間2千~3千トン」というところに魅力が感じられる。
需要についてはいきなりなくなるものじゃないだろうから。

林業の過去、現在、未来 – KYの雑記ログ
2015/3/14
どうして杉ばかりという疑問が解消。なるほど。木を伐採しすぎてしまって、杉の木を植えまくったのが原因か…
じゃあ、正常な形というところへ回帰すべきということと理解した。

花粉症と大気汚染の原因物質との関連性を化学的に解明
2015/7/27
大気汚染が原因じゃないという話に対してのカウンターになるような話

自然な状態で割れる花粉は約2割程度です。しかし、大気汚染物質と接触した場合、約8割が破裂します。高濃度のアレルゲン物質が拡散するのです。さらに危険なのは、花粉のアレルゲンだけならまだしも、例えばPM2.5中の硫酸塩などと一緒に存在すると、爆発しやすくなり、それに含まれる有害物質とアレルゲン物質も1.0ミクロン以下のPM1.0として放出されること(図2、文3~4)です。それらの有害物質は気管支炎や喘息を誘発させたり、新たな修飾したアレルゲンをつくる可能性のあることが解ってきました。結局、花粉アレルゲン物質を修飾して、抗体との反応性が強くなり、アレルギー性の増悪に作用するという計測結果(図3、文5)も発見しました。


スギ間伐材炭化物の紙への添加と吸着特性
2010/7/??
8年に一回ぐらいは見直されるものなのかもしれない。ここで杉炭紙のようなものが現れている。

郊外のほうが花粉症患者が多い
2008/?/? と思われる。昭和60年の都市部より、平成8年の郊外の調査のほうが多いという話。郊外も都市化しているし、関係性見えないということを書いている。

花粉症対策が多摩産材流通に与える影響
2008/の可能性が高い

花粉症対策事業が始まり,市場において主伐材の取扱量は確実に増加しており,買方の選択幅が広
がった点から,市場自体の活性化が見受けられる。


集成材の家が増えている
2007/10/31
なぜ、集成材の流通が増えているかっていう説明があって納得した。

スギ樹皮の熱分解物 と活性炭の細孔特性
2002/12/??
見つけて驚いた資料。杉の樹皮を加工して大気汚染物質、水質汚濁物質の吸着に効果的な素材ができるのだとか。

炭の吸着のひみつ
1995/12??
こちらも、杉やヒノキの炭が吸着剤として性能が高いことを実験している。